日本サイエンスパーク協会(JASPA)は、全国のサイエンスパーク、リサーチパーク、テクノパーク等の運営主体が相互の知見や情報を共有し、闊達な協議を通じて各施設運営や経営、地域の産業振興に資することを目的としています。

 JASPAとは

サイエンスパークは、産業都市を目指す地域のインフラです。
世界的な技術・事業競争やイノベーションを追求する企業や大学、研究機関を政策的に誘致、集積させ、そこからまた新産業の担い手となる研究者や企業を生み出すエコシステムを有しています。
世界の至る地域に形成され、海外では、大学の隣接地や産業都市の中心部に立地するサイエンスパークが多数存在します。
その代表例としては、米国のシリコンバレー、中国の中関村科技園区、台湾の新竹科学工業園区、フィンランドのテクノポリスがあり、地域の産業振興のみならず、国の経済成長の原動力として注目されています。


日本においても1986年5月30日の「民活法(民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法)」公布・施行以降、1990年代を中心に技術革新、情報化及び国際化の促進が図られ、官民一体によるサイエンスパークの関連施設が次々と設立されました。 そして、1988年7月15日に通商産業省(現・経済産業省)の主導により、民活法の認定を受けたサイエンスパークの運営管理事業者が組織化して発足したのが、「JASPA」です。
その後、民活法は2006年5月29日に廃止されましたが、今日も産業振興の理念を共にするメンバーで協議活動を続けています。


 会員一覧

正会員名
サイエンスパーク
所在地 会社設立日
株式会社ケイエスピー
かながわサイエンスパーク
神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1 1987年12月19日
株式会社つくば研究支援センター
つくば研究支援センター
茨城県つくば市千現2-1-6 1988年2月2日
株式会社久留米リサーチ・パーク
久留米リサーチ・パーク
福岡県久留米市百年公園1番1号 1988年12月13日
恵庭リサーチ・ビジネスパーク株式会社
恵庭リサーチ・ビジネスパーク
北海道恵庭市恵み野北3-1-1 1989年4月28日
一般財団法人富山県産業創造センター
高岡テクノドーム
富山県高岡市二塚322-5 1991年2月5日
株式会社サイエンス・クリエイト
豊橋サイエンスコア
愛知県豊橋市西幸町字浜池333-9 1990年10月22日
株式会社東京ビックサイト
東京ファッションタウン
東京都江東区有明3-6-11 1958年4月1日
株式会社エーリック
尼崎リサーチ・インキュベーションセンター
兵庫県尼崎市道意町7丁目1番3 1991年4月
株式会社けいはんな
けいはんなプラザ
京都府相楽郡精華町光台1-7 1989年8月

 


 日本サイエンスパーク協会(JASPA) 会則

(名称) 第1条 この協会は、日本サイエンスパーク協会(以下、「協会」という。)と称する。
2 英文では、JAPAN SCIENCE PARKS ASSOCIATION(JASPA)と表示する。

(目的及び事業) 第2条 協会は、サイエンスパーク等の産業支援機関、自治体及び民間企業等が連携した緊密なネットワークを形成し、相互の発展と地域経済への貢献に資することを目的に、産業振興に関わる交流や施設運営の情報交換等を行う。

(会員) 第3条 協会の会員は、次に掲げるものによって組織する。
(1)正会員 協会の趣旨に賛同するサイエンスパーク施設管理運営主体等ほか、研究開発・人材育成及び起業家育成を主たる目的とする事業主体
(2)オブザーバー会員 協会の趣旨に賛同する地方自治体および企業・大学・団体等

(入会) 第4条 会員として入会しようとする者は、別に定める「入会申込書」を事務局に提出し、役員の承認を得なければならない。

(退会) 第5条 会員は、会員の意思により任意に退会することができる。その場合、別に定める「退会届」に退会理由を記載し、事務局に提出しなければならない。

(役員) 第6条 協会に次の役員を置く。
(1)会長 1名
(2)副会長 2名
2 役員は、正会員の中から総会において選任する。
3 会長は、協会を代表し、会務を総理する。
4 副会長は会長を補佐し、会長に事故あるときは副会長がその職務を代行する。

(役員の任期) 第7条 役員の任期は2年とする。但し、再任は妨げない。
2 補欠または増員により選任された役員の任期は、前任者または現任者の残任期間とする。
3 役員は、任期満了後でも、後任者が就任するまではその職務を行う。

(総会) 第8条 総会は、会員(オブザーバー会員を除く。)をもって構成する。
2 総会は、通常総会および臨時総会とする。
3 総会は、次の各号に掲げる事項を審議および決定する。
(1)役員の選出
(2)会則の改廃
(3)事業計画および事業報告の承認
(4)その他協会の運営に関する重要な事項
4 通常総会は、毎年1回定期的に開催する。
5 臨時総会は、会長が必要と認めたときに開催する。
6 総会は、会長が招集し、その議長となる。会長が欠席の場合は、副会長が代行する。
7 総会は、会員の過半数の出席がなければ開催することができない。但し、総会を招集することなく書面議決により正会員の過半数の賛同を得て決議することができる。
8 総会の議事は、出席会員の過半数をもって決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。なお、書面による議決権を行使しない正会員は賛成したものとみなす。
9 オブザーバー会員は、総会に参加することができる。

(事業年度) 第9条 協会の事業年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までとする。

(会費) 第10条 協会は、会費を徴収しないが、事業推進上特段の費用が発生する場合は、会員から実費相当額を徴収することができる。

(事務局) 第11条 協会の事務を処理するために、株式会社ケイエスピー内に事務局を置く。
2 事務局の事務処理に必要な事項は会長が別に定める。

(その他) 第12条 この会則に定めるもののほか必要な事項は、会長が別に定める。
附 則  この会則は、昭和63年7月15日から施行する。
附 則  この会則は、平成2年12月6日から施行する。
附 則  この会則は、平成8年6月27日から施行する。
附 則  この会則は、平成16年7月8日から施行する。
附 則  この会則は、平成18年7月20日から施行する。
附 則  この会則は、平成19年8月10日から施行する。
附 則  この会則は、平成20年7月3日から施行する。
附 則  この会則は、平成21年7月9日から施行する。
附 則  この会則は、平成23年9月8日から施行する。
附 則  この会則は、平成29年4月1日から施行する。
附 則  この会則は、令和元年8月21日から施行する。

● 会 長 株式会社ケイエスピー 常務取締役 今井 宏晴
● 副会長 株式会社つくば研究支援センター 常務取締役 及川 直文
● 副会長 株式会社久留米リサーチ・パーク 代表取締役専務 田代 裕靖
● 正会員(9機関) ※2022年4月1日現在、旧民活法認定順

 入会案内

協会では、サイエンスパーク関係者を主体とする正会員と、研究会に参加できるオブザーバー会員があります。
サイエンスパークでは、施設管理だけでなく、ビジネス支援や産学官連携など様々な活動を行っており、幅広く実務的なテーマで開催しますので、ぜひご入会ください。
聴講だけでなく、ご提案も歓迎します。

●会員区分
(1)正会員:協会の趣旨に賛同するサイエンスパーク施設管理運営主体等ほか、研究開発・人材育成及び起業家育成を主たる目的とする事業主体
=サイエンスパークもしくは産業政策の下、施設運営に加え、事業化支援や研究支援、人材育成等を行う方でしたらどなたでも入会いただけます。但し、当協会役員の承認が必要となります。

(2)オブザーバー会員:協会の趣旨に賛同する地方自治体および企業・大学・団体等
=どなたでもご入会いただけます。

●活動時期
総 会:年1回(毎年7,8月頃に開催)
研究会:年2回(1回目は総会と同日に開催、2回目は冬期に開催)
なお、研究会の1回目は正会員の経営幹部向けに、2回目は実務担当者向けを対象とするテーマで開催します。

●開催場所
研究会のテーマに応じて決定します。

●会 費
正会員、オブザーバー会員ともに年会費は無料。
総会・研究会等の開催時に、実費を按分してご負担いただきます。
また、旅費交通費は各自のご負担となります。

●申込方法
こちらの申込書(PDFで開きます)にご記入の上、書面に記載されている宛先にお送りください。

 事務局

日本サイエンスパーク協会(JASPA)事務局 (株式会社ケイエスピー内)
TEL.044-819-2001 FAX.044-819-2009 〒213-0012 神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1KSP西304

ページ上部へ戻る